プラスチック関連展示会開催、日本企業も出展

(エジプト、日本)

カイロ発

2024年01月17日

エジプト・カイロで1912日、中東・アフリカ地域最大級のプラスチック関連製品展示会「PLASTEX外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます 2024」が開催された。出品分野は、プラスチック、ゴム製品の原材料や最終製品、プラスチック・ゴム加工の機械および設備、加工工場の自動化に関する人工知能(AI)・ロボット技術、プラスチックのリサイクル技術など多岐にわたる。主催者によれば、50カ国以上から500社が出展、来場者は3万人に上った。

国別では、中国企業の存在感が圧倒的だった。ナショナルパビリオンには70社以上が出展しており、パビリオン外でも中国企業の大型個別ブースが目立った。そのほか、主催国エジプトを除いてはドイツ、インド、トルコ、クウェートなどがパビリオンを設けたほか、サウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)の企業が大型ブースを出展した。

写真 中国企業の出展が目立つ(ジェトロ撮影)

中国企業の出展が目立つ(ジェトロ撮影)

日本からは、東京計器、萩原工業、富士機械工業、松井製作所、タハラの5社が出展した。出展担当者からは、「他の展示会に比べて経営者クラスの来場者が多く、良いネットワーク機会になっている。日本製品への信頼と期待を感じる」「若年層の多いエジプト社会の活気に驚いている」「代理店候補となりうる企業と会うことができた。実際にエジプトに来ることで国民性や商習慣の違いがよくわかった」などのコメントがあった。

(塩川裕子)

(エジプト、日本)

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