韓国最大級のコンテンツIPイベントが開催

(韓国)

ソウル発

2023年12月05日

2023年11月28日から30日まで、韓国文化体育観光部が主催し、韓国コンテンツ振興院が主管する「コンテンツIP(Intellectual Property)マーケット2023」がソウルCOEXで開催された。同イベントは「ジャンルを超え、産業を超え、IPユニバースを開く」をテーマに開催され、ウェブトゥーン、キャラクター、ストーリーなどのIPを活用した約70社の国内コンテンツ企業、プラットフォーム企業、製造・サービス企業などが出展した。国内外の586人のバイヤーが参加し、出展企業と1対1ビジネスマッチングを行い、IP原作の映像化、商品化を論議した。日本企業からはサンリオ、KADOKAWAなどがバイヤーとして参加した。

また、併催イベントとして、「ライセンシングコン(LICENSING CON)」と「ウェブトゥーンジョブフェスタ(WEBTOON JOB FESTA)」が開催された。「ライセンシングコン」はコンテンツIPライセンシングの国内外の産業動向を紹介し、企業の未来戦略策定のための方向性を提案する会議で、「ビックブラー(Big Blur、注)時代のコンテンツの拡張」のセッションには、日本のメディアドゥ、KADOKAWAの関係者が登壇し、日本の状況などを紹介した。

なお、イベントの初日に行われた開幕式では、サンリオの辻朋邦代表取締役社長が基調発表を行った。辻代表取締役社長はサンリオのグローバルIP戦略、K-ポップアイドルとのコラボレーション拡大策などを発表し、注目を集めた。

写真 コンテンツIPマーケットの出展ブース様子(ジェトロ撮影)

コンテンツIPマーケットの出展ブース様子(ジェトロ撮影)

写真 開幕式の様子(サンリオ辻代表取締役社長の基調発表)(ジェトロ撮影)

開幕式の様子(サンリオ辻代表取締役社長の基調発表)(ジェトロ撮影)

(注)先端技術の発展により、産業間の境界が崩れてしまう現象。

(李海昌)

(韓国)

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