アブダビでエネルギー産業展示会「ADIPEC 2023」開催

(アラブ首長国連邦、日本)

ドバイ発

2023年10月11日

アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビで10月2~5日、世界最大級のエネルギー産業展示会「ADIPEC 2023(Abu Dhabi International Petroleum Exhibition and Conference 2023)」が開催された。1984年以降毎年開催されており、今回は30カ国のカントリーパビリオン、54の大手国際石油企業・国営石油企業、2,200社以上の企業が出展した。

「ADIPEC 2023」は「脱炭素化。より速く。一緒に(Decarbonising. Faster. Together)」をテーマとし、脱炭素やクリーンエネルギーに焦点を当てた。UAEのスハイル・ビン・ムハンマド・アル・マズルーイー・エネルギー・インフラ相は開会式で、UAEは2030年までに総容量19.8ギガワット(GW)のクリーンエネルギーを生成する予定と述べた。また、同相は閣僚級パネルセッションに登壇し、UAEは低炭素水素の主要な生産・供給国になることを目指しており、2031年までに年間140万トン、2050年までに年間1,500万トンの低炭素水素を生産することを目指しているとした〔10月2日付国営エミレーツ通信(WAM)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます〕。

同相はまた、トークセッションで、エネルギー需要と供給のバランスを常に維持するにはエネルギー分野への新たな投資が必要だと述べ、UAEの「エネルギー戦略2050」の一環として、エネルギー需要の増大に対応するために、2030年までに最大545億ドルを投資するとした。さらに、2023年11月末からUAEで開催される国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)ではエネルギー転換が中心になるだろうとし、「このCOPが世界的なエネルギー転換を前進させる行動志向のものになることを保証する」と述べた〔10月3日付(WAM)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます〕。

今回の展示会では、日本の経済産業省主催によるジャパンパビリオンが設置された。日本企業18社が出展し、水素、アンモニア、カーボンリサイクル(CCS、CCUS)に関する技術や、二酸化炭素(CO2)を出さない火力発電の「ゼロ・エミッション火力プラント(発電所)」をアピールした。

写真 ADIPEC 2023で設置されたジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)

ADIPEC 2023で設置されたジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)

(太田尭久)

(アラブ首長国連邦、日本)

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