7月の消費者物価の上昇率、前年同月比28.8%
(エチオピア)
アディスアベバ発
2023年08月25日
エチオピア統計局(Statistics Service)は8月11日、7月の消費者物価(総合)上昇率が前年同月比28.8%だったと発表した。食料品は27.3%、非食料品は31.1%だった。消費者物価は2021年8月以降、前年同月比で30%超を記録してきたが、直近2カ月は30%を下回っている。
食料品の物価上昇率は、野菜(48.1%)、肉類(32.9%)、パン・穀物(31.7%)など、国内生産品で上昇が目立った。非食料品では、保険医療費(42.6%)、アルコール飲料・たばこ(39.8%)、家具・家庭用消費財(35.8%)などが30%を超えた。
今回発表された7月分は、これまでと異なり、地域別の物価上昇率が公表されなかった。また、公表されている直近1年分のデータについて西暦での併記がなくなり、エチオピア暦(注)のみの記載となった。
(注)エチオピア暦では現在2015年で、西暦2023年9月12日からエチオピア暦2016年が始まる。他方、エチオピアの会計年度(EFY)は2023年7月8日から2016年が始まっている。
(中山泰弘)
(エチオピア)
ビジネス短信 0b03440dc708c72d