アディスアベバで第5回食品包装展示会が開催

エチオピアの首都アディスアベバで6月8日から10日までの3日間、第5回食品包装展示会（主催者：ドイツ・フェアトレードメッセ）が開催された。主催者によると、3日間の来場者は3,558人だった。

今回の展示会には16カ国から138社・団体が参加し、農業や食品加工、原材料、プラスチック、印刷、包装にかかる技術やソリューションの展示が行われた。参加企業のうち最多は中国からで、半数近い64社だった。そのほか、ドイツ、クウェート、トルコ、イタリアなどの企業がパビリオンを設けていた。日本からの出展はなかった。

ジェトロが飲料などの充填（じゅうてん）機械を展開するIndex-6（ブルガリア）の担当者に話を聞いたところ、同社はアフリカではナイジェリアに拠点を有しており、市場拡大が今後見込まれるエチオピア市場への売り込みのため出展したという。また、コンチネンタル・プリンターズ（エチオピア）は印刷、包装用の機器を自社工場内にそろえ、これまで輸入していた資材などを国内で生産できる体制を整えていることをPRしていた。機器の中には大手印刷機械メーカーの小森コーポレーションの製品も含まれていると話していた。

同展示会の次回開催は2024年6月6～8日の開催予定となっている。

（中山泰弘）