新型コロナ禍で停止されていた陸路国境をまたぐ人の往来を再開

(コートジボワール)

アビジャン発

2023年02月17日

コートジボワールで2月15日、アラサン・ワタラ大統領の主宰で開かれた閣議で、新型コロナウイルス(以下、新型コロナ)感染拡大の影響で封鎖されていた同国の陸路国境を開放する法令が採択された。これにより、翌16日から陸路国境をまたぐ人の往来が再開されることとなった。

閣議コミュニケによると、政府は新型コロナ感染拡大防止の一環として、2020年3月22日から陸・海・空路による人の往来を停止していたが、その後、感染状況の沈静化と国際的な経済活動再開の動きに鑑み、空・海路国境を開放した。

コートジボワールではこれまで、海外からの入国制限や国境封鎖、外出規制、防疫措置が取られてきた。政府は、国内で新型コロナ感染が減少したことを踏まえ、ほぼ全ての規制や制限措置を段階的に解除してきたが、「公衆衛生上の緊急事態」宣言(2022年7月27日記事参照)は継続している。

(渡辺久美子)

(コートジボワール)

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