新型コロナ感染率が上昇傾向、引き続き感染対策が必要

(バングラデシュ)

ダッカ発

2022年09月21日

バングラデシュでは9月中旬以降、新型コロナウイルスの感染率が上昇傾向にある。6月下旬から7月下旬にかけて陽性率が10%を超えていたが、その後、8月下旬まで低下傾向にあった。しかし、9月中旬以降、陽性率は10%を超える日が続いている。

バングラデシュでは、新型コロナウイルスの検査数が1日当たり3,000~4,000人と著しく減少しているため、感染者数は200~400人と少ないものの、上昇する陽性率には注意を要する。実際に9月以降、在留邦人の間でも感染事例は報告されており、引き続き感染対策が必要だ。一方、国内の社会経済活動は完全に平常化されており、マスクを着用している人は少ない。とはいえ、マスク着用や手洗いなどの対策が推奨される。

9月20日時点では、感染者総数201万7,614人、死者数2万9,339人、回復者196万615人という状況。ワクチン接種については、1回目接種完了者が人口比77.0%、2回目接種完了者は71.4%、3回目以降のブースター接種については、2回目接種完了者比で37.0%となっている。

(安藤裕二)

(バングラデシュ)

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