2022年6月、新型コロナ感染者は減少傾向
(アルゼンチン)
ブエノスアイレス発
2022年07月12日
アルゼンチン保健省は7月3日、6月26日から7月2日までの1週間の新型コロナウイルスの新規感染者数は、前の週からほぼ横ばいの2万7,154人だったと発表した(添付資料図参照)。4月から5月半ばにかけては感染者数が増加し、5月22日から28日までの1週間は直近では最も多い5万1,778人まで増加した。その後は減少傾向にある。直近1週間の死者数は39人と、感染者数と同様に減少傾向にある。
保健省によると、2021年末以降、新規感染者に占めるオミクロン株BA.1系統への感染者の比率が急増し、ほぼ100%だったが、2022年2月下旬以降はBA.2系統へ置き換わっている。6月第1週の時点で、海外渡航歴のない国内感染者の71.21%がBA.2系統に感染している。世界で感染が広がっているオミクロン株の派生種BA.4は3.0%、同BA.5は1.5%と、これらも徐々に増えている。
オックスフォード大学のアワー・ワールド・イン・データ(Our World in Data)によると、7月3日時点の国内全土のワクチン接種率は、1回目接種が90.25%、2回目接種が82.4%、3回目接種が60.28%となっている。4回目接種も始まっており、ブエノスアイレス市では、18歳以上で前回接種から4カ月が経過していれば接種が可能。
(西澤裕介)
(アルゼンチン)
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