大統領選の世論調査、ルーラ氏とボルソナーロ氏の支持率高く
(ブラジル)
サンパウロ発
2022年06月06日
5月25~27日に、ブラジルの民間調査会社などが2022年10月に予定されている大統領選挙に関する3つの世論調査結果を発表した。
各世論調査に共通する結果として、支持率が最も高かったのは、左派政党の労働者党(PT)所属のルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ氏だった。ただルーラ氏は、10月2日に行われる第1回投票で勝利するための条件である「過半数以上の支持率を得る」までには達しておらず、現職大統領で、右派政党の自由党(PL)所属のジャイール・ボルソナーロ氏を圧倒的に引き離すほどの支持率を得るまでには至っていない。
現状では、ルーラ氏とボルソナーロ氏の支持率が高い。第1回投票で最多得票者の票数が過半数に達することなく、上位2人で10月30日の決選投票を迎える可能性が高い。
各世論調査結果は、以下のとおり。
- 発表日:5月25日
- 調査期間:5月23~24日
- 調査対象人数:3,000人
- 調査機関:CNNおよびリアルタイムビッグデータ
- 上位3人の支持率:ルーラ氏40%、ボルソナーロ氏32%、シーロ氏9%(注)
- 発表日:5月26日
- 調査期間:5月25~26日
- 調査対象人数:2,556人
- 調査機関:民間調査会社ダッタ・フォーリャ
- 上位3人の支持率:ルーラ氏48%、ボルソナーロ氏27%、シーロ氏7%
- 発表日:5月27日
- 調査期間:5月23~25日
- 調査対象人数:1,000人
- 調査機関:民間証券ブローカー・シスペーおよび民間調査会社イペスピ
- 上位3人の支持率:ルーラ氏45%、ボルソナーロ氏34%、シーロ氏8%
(注)シーロ・ゴメス氏は、中道左派政党の民主労働党(PDT)に所属。
(古木勇生)
(ブラジル)
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