2022年度第2次補正予算が国会で可決、零細事業者などの支援を拡大

韓国企画財政部は5月29日、2022年度第2次補正予算が国会で可決されたと発表した（2022年5月20日記事参照）。可決された予算は、一般歳出が政府原案から2兆6,000億ウォン増額し、39兆ウォン（約4兆170億円、1ウォン＝約0.103円）となった（添付資料表参照）。

零細事業者など〔小商工人・脆弱（ぜいじゃく）層〕への損失補償の範囲を拡大し、金融支援の規模を増額するとともに、特殊形態労働従事者、フリーランスなど脆弱層への雇用・所得支援金の単価を引き上げた（最大で200万ウォンから300万ウォンの引き上げ）。

また、防疫対策では、隔離患者の入院治療費の追加支援および下期以降の病床運営費などの拡充のため、1兆1,000億ウォンを増額する。

ほかにも食糧価格の高騰に伴う支援や、漁業従事者への燃料費補助の拡大など、農畜産水産物の需給安定対策として、2,000億ウォンを増額する。

（当間正明）