6月8日から全ての入国者の隔離義務が免除に、短期滞在者のPCR検査は空港で実施

(韓国)

ソウル発

2022年06月06日

韓国保健福祉部は6月3日、予防接種の有無や国籍に関係なく、全ての海外からの入国者に対し、6月8日から入国時の隔離義務を免除すると発表した(2022年4月18日記事参照)。

6月8日より前に韓国に入国し、8日以降も滞在している人に対しても、隔離義務が不要となる。ただし、入国前および入国後の新型コロナウイルス検査(注)は引き続き実施され、検査で陽性となった場合、隔離措置が適用される。

入国後3日以内のPCR検査場所については、韓国人および長期滞在外国人の場合は、自宅およびホテルを管轄する保健所などで受診でき(費用は無料)、観光などで入国する短期滞在外国人に対しては、空港の検査センターでの検査(費用は自己負担)を勧める予定としている。

入国者数の増加が予想される中、入国待機時間を短縮して効率的な入国管理を行う必要があることから、検疫情報事前入力システム(Q-Code)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます2022年4月27日記事参照)の利用を、航空会社および旅行会社を通じて積極的に推奨する。

今回の措置により、6月8日からQ-Codeの入力内容が一部変更される。「予防接種情報」と「隔離免除書の所持の有無」は入力不要となり、入国者の基本情報(パスポート情報、出発国、航空便、国内滞在地、連絡先など)に加え、「入国前検査情報」と「健康状態質問事項」を入力するかたちとなる。

(注)入国の際に、出発日前48時間以内のPCR検査による陰性証明書、または出発日前24時間以内の抗原検査(RAT)による陰性証明書を提出する(2022年5月16日記事参照)。入国後3日以内にPCR検査を実施する。

(当間正明)

(韓国)

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