エジプト入国時、QRコードまたは検査機関の押印付の陰性証明書が必要に
(エジプト、日本)
カイロ発
2021年06月18日
エジプト政府は新型コロナウイルス感染対策で、入国時に出発国でのPCR検査の陰性証明書を求めており、保健・人口省は6月16日、個人を特定する情報や陰性証明内容などを含むQRコード付きの陰性証明書を求めるとして、ルールの改定を発表した。6月18日からの入国に必要としており、猶予措置として一定の期間(終了時期は未定)は、QRコードがない証明書の場合はエジプト到着時に再度PCR検査を実施し、陰性であれば入国を認める方針だ(6月17日付の日本外務省ウェブ)。その後、エジプト政府より、PCR検査機関のスタンプもしくはQRコードがあれば、到着時のPCR検査は不要だと明らかにされた。その他の入国時の規制は、エジプト政府や在エジプト日本大使館などのウェブサイトで最新情報が確認できる(入国に関する手続き、日本国内のQRコード対応検査機関)。
QRコードの導入を受けて、アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空はウェブサイトで、7月1日以降はQRコード付きの陰性証明書がない場合は出発国へ送還されると記載しているため、留意が必要だ(17日時点のエミレーツ航空ウェブサイト)。エジプト航空では17日時点では明確な日時などの記載はなかったが、その後、検査機関のスタンプもしくはQRコードが必要になったと掲載された(EgyptAirウェブ)。航空会社によって対応が異なる場合があり、利用航空会社に最新情報を確認する必要がある。
エジプトから日本入国時の対策
日本政府は新型コロナウイルス感染対策のため、世界各国から日本への入国時に、出発国での日本政府指定フォームのPCR検査の陰性証明書を求めている。エジプトでは指定フォームに対応している検査機関が複数ある(日本政府指定フォームに対応する陰性証明書発行機関)。日本入国時には水際対策として、到着後2週間の自宅などでの隔離措置を取っているが、エジプトでのウイルス変異株の感染確認を受けて、エジプトからの帰国者に対しては、2週間の隔離期間のうち到着日から6日間は検疫所指定の宿泊施設での隔離を求めている(エジプトから入国者に対する6日間の停留措置)。
(井澤壌士)
(エジプト、日本)
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