タイ政府が外国人向けワクチン接種登録サイトの運用を開始

(タイ)

バンコク発

2021年06月11日

タイ政府は6月7日、外国人向けの新型コロナワクチン接種登録に関するウェブサイトの運用を開始した(保健省外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。登録対象者は、60歳以上または7つの基礎疾患のいずれかのある外国人が対象。7つの基礎疾患とは、(1)重症慢性呼吸器疾患、(2)心冠血管病変、(3)慢性腎不全(ステージ5)、(4)脳卒中、(5)化学療法を受けている担がん患者、(6)糖尿病、(7)強度の肥満(体重100キロ以上またはBMI35以上)。

登録受付時間は毎日正午から午後3時となり、現時点で接種可能なワクチンはシノバック製およびアストラゼネカ製。現時点での接種場所は、バンコク都内のメドパーク病院、ウィムット病院、パヤタイ2病院となる。接種当日は、接種場所でパスポートを提示する。基礎疾患のいずれかのある外国人の場合、身分証明書に加えて基礎疾患のあることを証明する証拠を提示する。

さらに、上記対象者以外の外国人に対するワクチン接種登録ウェブサイトが、6月8日に設置された(保健省外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。登録受付時間は午後2時から午後6時までとなり、現時点で接種可能なワクチンはシノバック製およびアストラゼネカ製。6月14日以降、接種を開始する予定。

また、6月4日付「バンコク・ポスト」紙によると、タイ北部チェンマイ県は、6月3日から県独自のサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを用い、県在住の外国人に対しワクチン接種を開始した。

(岡本泰、ナオルンロート・ジラッパパー)

(タイ)

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