モルドバ政府が国内のワクチン接種状況を発表、医療従事者の接種進む

(モルドバ)

ブカレスト発

2021年04月28日

モルドバ政府は4月21日、国内の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種状況を人口の2.5%と発表した。

モルドバでは3月2日に接種が開始され、その後の7週間で累計接種本数は9万6,372本に達し、1回目の接種を終えた人数が8万6,131人、2回の接種を完了した者は1万241人に上っている。

ワクチン接種済みの割合を職種や社会カテゴリー別でみると、新型コロナウイルス感染リスクの高い医療従事者が62%、老人ホームのスタッフと高齢者が30%、教育従事者が28%だった(注)。

また、モルドバでは国内での新型コロナウイルス感染拡大を受け、4月1日から5月30日までの60日間、緊急事態宣言が発出されている。本宣言には、a.4月3日以降、キシナウ市とバルツィ市における午後11時~翌日午前5時の外出禁止、b.製造業、サービス業を除く民間企業、および公共部門におけるリモートワークの導入、c.出勤者数を全従業員の最大30%までに抑制、d.入国に当たっては、入国日から逆算して72時間以内に実施したPCR検査の陰性証明書、または新型コロナウイルスワクチンを2回接種したことを示す証明書の提示の義務付け、などが定められている。

(注)各カテゴリー所属者のうちワクチン接種済みの割合。

(ミンドル・ユニアナ、西澤成世)

(モルドバ)

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