マスクの国外輸出管理措置が2021年2月まで延長に

(タイ)

バンコク発

2020年07月15日

タイ商務省物品・サービス価格中央委員会は7月1日、マスクの輸出管理期間の延長に関する布告を官報に掲載外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。タイのマスク輸出に関しては、同委員会が2月4日、「マスクに関する輸出管理にかかる委員会通達(No.2/2020年)」を出し、国外へのマスクの輸出管理を実施してきたところ(2020年2月18日記事参照)、当該措置を2021年2月3日まで延長するもの。同措置の延長に伴い、タイからマスクを輸出する場合、引き続き事前に上記委員会の事務局長、もしくは権限を有する担当官の許可(ライセンス)を得る必要がある。

なお国内のマスク供給量は徐々に増加しているもようだ。7月8日付の「バンコク・ポスト」紙は、タイ商務省国内貿易局(DIT)のウィチャイ局長の発言として、新型コロナウイルスの感染拡大前はタイ国内で1日当たり120万枚製造されていたマスクが、現在では1日当たり420万枚製造されていると報じている。

(平林拓朗)

(タイ)

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