外国籍搭乗者に対しても、出国時のPCR検査陰性証明書の提出を必須に

(バングラデシュ)

ダッカ発

2020年07月28日

バングラデシュ政府は7月22日、外国籍パスポート所持者に対し、7月26日以降バングラデシュを出国する際、出発前72時間以内に発行された新型コロナウイルス陰性証明書が必要となる旨の追加通達を発出PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)した。

政府は7月18日、同国を出国するバングラデシュ人を対象に、PCR検査の陰性証明書提出を義務化したが(2020年7月27日記事参照)、今回の追加措置により、日本人含む外国人は原則として出国前に、政府が指定する検査機関にて検査を受け、証明書を取得する必要がある。なお、バングラデシュでの滞在期間が14日未満の外国籍パスポート所持者、10歳未満の子供、外交官や国際機関の職員などは本措置の対象外とされている(在バングラデシュ日本大使館外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

現地報道によると、搭乗者は空港の専用カウンターに陰性証明書を提出後、同カウンターに常駐する医師の確認を経て発行されるトークン証明書を受領し、同証明書を出国審査の際に提出する流れとなるもようだ(「ザ・デイリー・スター」紙7月26日)。また、在バングラデシュ日本大使館からの案内外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、北ダッカ市庁舎施設(ダッカ市モハカリ地区)に、海外渡航者専用のPCR検査ブースが開設されたという。

(山田和則)

(バングラデシュ)

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