グジャラート州、新型コロナ検査ガイドラインを見直し
(インド)
アーメダバード発
2020年06月17日
グジャラート州政府は6月12日、新型コロナウイルス感染の疑いのある患者に対する検査ガイドラインの改訂を発表し、アーメダバード市内におけるPCR検査の実施にかかわる入院義務を同日より廃止した(「タイムズ・オブ・インディア」紙6月12日)。
従来のガイドラインでは、感染の疑いがある患者は全員PCR検査の結果が出るまで入院することが義務付けられており、入院中の感染者との濃厚接触や院内感染のまん延、これによる市内感染者数の増加が指摘されていた(添付資料表参照)。この状況を踏まえ、当地医療機関よりガイドライン見直しの要望があり、今般の改訂に至った。
また今回の発表では、PCR検査の受診についても改訂され、市内に約1,400人いる登録医師のもとであれば、病院以外の私立検査センターなどでPCR検査の受診が可能となった。これにより、病院内での人の密集が改善されると考えられる。
グジャラート州全体の感染者は5月1日時点で4,721人であったが、6月1日時点では1万7,200人と1カ月で3.6倍に急増、さらに6月11日時点では2万2,067人(前日比513人増)と1日当たりの感染者数も増加基調にある。
(丸崎健仁)
(インド)
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