「SAKE-China Experience Night! in 上海」が開催

(中国)

上海発

2019年10月01日

上海市で9月20日、「SAKE-China Experience Night! in 上海(体験の夜)」(以下、イベント)が開催された。同イベントは、中国最大の日本酒市場である上海市の消費者にPRするために実施したもので、7月に北京で開催された「第2回アジア国際美酒コンテストin CHINA(2019 SAKE-China 〜日本清酒品評会〜)」(以下、品評会)に出品した40蔵、108種類の日本酒の試飲会や即売会が行われた。

即売会では、品評会で最高金賞(ゴールデン・ドラゴン賞)を受賞した加藤吉平商店の「梵ゴールド」をはじめとした、一部銘柄が完売するなど盛況だった。出品者からは「賞を受賞したことで中国市場での知名度向上につながる」との声があり、参加者からは「中国にここまでたくさんの種類の日本酒が入っていることに驚いた」「イベントを通じて、製法、コメの品種、産地の違いで日本酒の味に大きく異なることを知った」などの声が寄せられた。

主催者によると、当日はメディア関係者や来賓などを含めて250人以上が参加し、男女比でみると、男性が47%、女性が53%となった。女性の参加者のうち30代以下が60%で、若い女性の参加が多かった。

また、イベントでは、日本酒に関するセミナーも開催された。日本酒の輸入販売を手掛ける上海頒福実業の吉本哲平総経理が「新しい日本酒の体験」をテーマに、参加者に日本酒を異なる温度と酒器で試飲してもらい、その違いについて感想を聞きつつ、温度と酒器によってどのように味覚や香りが変わるのかを説明した。

写真 来場者でにぎわうイベント会場(ジェトロ撮影)

来場者でにぎわうイベント会場(ジェトロ撮影)

写真 品評会で受賞した日本酒の展示風景(ジェトロ撮影)

品評会で受賞した日本酒の展示風景(ジェトロ撮影)

写真 即売会の様子(ジェトロ撮影)

即売会の様子(ジェトロ撮影)

(内田剛)

(中国)

ビジネス短信 b91fed5f0747303b