第1四半期のGDP成長率は前期比0.4%と回復

(ドイツ)

ベルリン発

2019年05月31日

ドイツ連邦統計局は5月23日、2019年第1四期の実質GDP成長率を前期比0.4%と発表した(表参照)。四半期ベースでは、2018年第2四半期以来のプラス成長となった。

需要項目別にみると、これまで低迷していた個人消費は前期比1.2%増と前期の0.3%増から大きく伸びた。総固定資本形成は1.1%増で、うち機械設備投資は1.2%増、建設投資は1.9%増と伸びが拡大した。政府消費支出は0.3%減とマイナスに転じたものの、内需全体としては0.2%増とプラス成長になった。

英国のEU離脱や米中貿易紛争などの不確定要素もある中、輸出(財・サービス)は前期比1.0%増と、2018年第4四半期の0.6%増から拡大し、輸入(財・サービス)の伸び(0.7%)を上回った。

表 四半期別の実質GDP成長率

(油井原詩菜子)

(ドイツ)

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