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2018年の自動車輸出は前年比28.5%増、11%減の国内販売をカバー

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2019年01月18日

アルゼンチン自動車製造業者協会(ADEFA)とアルゼンチン自動車販売代理店協会(ACARA)によると、2018年の自動車生産台数(大型トラック・バスを除く)は前年比1.4%減の46万6,649台、輸出台数は28.5%増の26万9,360台、新車販売登録台数(重・軽商用車およびその他大型車を含む)は10.8%減の80万2,992台だった。通貨下落による輸入車価格の上昇と、高止まりする政策金利の影響で、国内の耐久消費財への消費マインドが冷え込んだことで国内販売は低調だった。しかし、為替の下落が輸出を後押ししたことで、国内販売の不振をカバーし、生産台数は微減にとどまった。

輸出台数の増加は、主にブラジルにおける需要拡大によるものだ。通貨切り下げによる輸出車価格の下落とブラジルの景気回復により、対ブラジル輸出は前年比36.8%増の18万5,913台となり、全体の69.0%を占めた(表1参照)。また、チリ(前年比68.2%増)、ペルー(17.0%増)、コロンビア(50.8%増)とブラジル以外への輸出も拡大した。コロンビアとは、2017年12月にメルコスールとコロンビア間の経済補完協定(ACE72号)のうち、アルゼンチンとコロンビア間が発効し、乗用車・小型商用車は年間3万台、大型バス・トラックは年間1万2,000台の枠内で関税が撤廃されたことも寄与したといえる。

表1 国・地域別輸出台数

国内販売は9月以降落ち込みを続け、12月単月では前年比40.6%減の2万8,271台と2018年で最低となった。メーカー・ブランド別の販売台数をみると、全体の9割を構成する上位10社の販売台数は、トヨタと日産を除いては各社とも前年比でマイナスとなっている(表2参照)。主な日系メーカーの販売台数は、トヨタ9万1,867台(前年比1.0%増)、日産2万2,028台(34.5%増)、ホンダ9,958台(44.9%減)となった。なお、2019年の自動車業界は、約25万台の過剰な在庫を抱えた状態から始まり、国内販売台数は前年比25%減の60万台まで落ち込むと予想されている(「クロニスタ」紙1月4日)。

表2 メーカー・ブランド別自動車販売台数(新車登録ベース)

(高橋栞里)

(アルゼンチン)

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