中間選挙、南部2州の上院は共和党が制す

(米国)

ヒューストン発

2018年11月08日

11月6日に行われた中間選挙(2018年11月7日記事参照)に関し、米国南部5州(アーカンソー、ミシシッピ、ルイジアナ、オクラホマ、テキサス)の結果を報告する。

上院選はミシシッピ州およびテキサス州で行われ、ともに共和党候補が制した。テキサス州では、下院議員からの転出を狙った民主党ベト・オルーク氏と接戦の末、共和党現職のテッド・クルーズ氏が再選。ミシシッピ州でも同様に、民主党のデイビッド・バリア氏を破り、ロジャー・ウイッカー氏が再選となった。なお、同州では補欠選挙も行われたが、1回目投票ではどの候補者も過半数に届かなかったため、共和党現職のシンディ・ハイドスミス氏と民主党のマイク・エスピ候補が11月27日に予定される決選投票に進むこととなった。

下院選では、民主党がオクラホマ州で空席だった議席を新たに獲得した(表参照)。テキサス州の残り1議席(23区)は共和党候補が優勢であるものの、僅差のため、7日午前時点(米中部時間)で未確定。

表 南部5州の連邦下院議員選挙結果

知事選では、アーカンソー州のエイサ・ハッチンソン知事(共和党)が再選。オクラホマ州では、ケビン・スティット氏(共和党)が民主党のドリュー・エドモンソン氏を破った。テキサス州は、グレッグ・アボット知事(共和党)が再選した。

(中川直人)

(米国)

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