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第3四半期の自動車産業、国内販売は大幅減少も輸出がカバー

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2018年10月16日

アルゼンチンの自動車生産、輸出、販売の2018年第3四半期(7~9月)の実績は、前年同期比でそれぞれ、生産が1.8%減、輸出が45.8%増、販売が25.3%減となった(表参照)。生産、販売ともに9月の落ち込みが影響した結果となったものの、第3四半期としては輸出が国内販売の減少分を下支えしたかたちとなり、生産量はほぼ横ばいとなった(図参照)。

表 アルゼンチンの自動車生産・輸出・国内販売(2018年)
図 アルゼンチンの自動車生産・輸出・国内販売(2018年)の月別推移

生産については、アルゼンチン自動車製造業者協会(ADEFA)の10月3日発表のデータによると、2018年1~9月期の自動車生産台数(大型トラック・バスを除く)は前年同期比5.6%増の37万707台。月別では7月(前年同月比8.6%増)と8月(9.0%増)はプラスだったものの、9月は20.6%減の3万7,267台と大きく落ち込んだ。

輸出では、2018年1~9月期の自動車輸出台数(大型トラック・バスを除く)は、前年同期比31.3%増の19万8,337台を記録。総生産台数の62.6%が輸出向けとなっている。月別でみると、前年同月比で大幅に伸びていた7月(74.7%増)、8月(59.6%増)と比べ、9月はプラス幅が縮小し、13.5%増の2万3,336台にとどまった。

販売は、落ち込みが一段と大きくなっている。アルゼンチン自動車販売代理店協会(ACARA)によると、2018年1~9月期の国内自動車販売台数(新車登録ベース、重・軽商用車およびその他大型車を含む)は68万6,432台と前年同期比2.2%減となり、9月単月では5万2,710台と前年同月比34.4%減だった。2018年1~8月期までは前年比プラスだった伸び率も、9月の結果が響き1~9月期は前年割れとなった。

自動車業界を取り巻く状況の厳しさが増していることに対して、ADEFAは、国内販売の落ち込みがマクロ経済情勢の悪化によるものとして、主要なマクロ経済指標の早期安定を通じた予測可能な市況の回復の重要性を強調した。また、生産面では、「レインテグロ」制度の改定による間接税の払い戻し率の減少や輸出税の導入が産業競争力に足かせになっていると分析しつつも、これらの影響を相殺する方法を見いだすべく当局とも協力しているとしている。

(高橋栞里)

(アルゼンチン)

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