広州市で第15回中国国際中小企業博覧会が開催

(中国)

広州発

2018年10月24日

広東省広州市の保利世貿博覧館で10月10~13日、広州市最大級の総合見本市である「第15回中国国際中小企業博覧会」が開催された。4日間で延べ22万6,000人(うち、バイヤーは3万人)が来場し、初日には、李希広東省書記、馬興瑞広東省長、陳良賢広東省副省長がVIP巡覧に参加した。

同博覧会には、国内外から3,019社が6,628ブースに出展し、そのうち、日本を含めた国外からの出展者は39カ国・地域の668社1,089ブースだった。アラブ首長国連邦は2018年度の主賓国として、中国と同博覧会を共催した。その他の出展国・地域はメキシコ、ベトナム、ミャンマー、シンガポール、スリランカ、タイ、イタリア、韓国など。

ジェトロは同博覧会内で、中国への輸出を目指す日本企業や、中国に生産・販売拠点を有する日系企業など合計26社・28ブースの出展を支援した。また、広州の消費者に対する日本ブランドの発信などのため、在広州日本総領事館、広州日本商工会と共同で広報ブースを組織した。

写真 ジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)

同博覧会は一般消費者の来場が多いことから、ジェトロの組織したジャパンパビリオンの出展者も、食品や日用品などBtoC目的の企業が多数あった。中でも、女性消費者をターゲットにした梅酒やスキンケア関連商品を販売する会社が人気だった。出展者からは「中国の消費者の反応をみることができ、よかった」「情報交換ができて、今後の市場開拓の参考になった」などの声も聞かれた。

(李文郁)

(中国)

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