2018年の広東省トップ500企業を発表

(中国)

広州発

2018年08月16日

広東省企業連合会と広東省企業家協会は8月9日、「2018年広東企業500強」外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを発表した。営業収入などの指標に基づき、両会が広東省の企業トップ500社を選出したもの。1位は中国平安保険(集団)(展開する事業:保険・金融など)、2位は華為投資控股(通信機器など)、3位は華潤(集団)(小売り・ヘルスケア・エネルギーなど)だった(表参照)。中国平安保険(集団)は3年連続で1位となった。

中国平安保険(集団)が3年連続の1位

上位20位を所在地別にみると、深セン市が10社、広州市が6社、仏山市が2社、珠海市が1社、恵州市が1社だった。業種別では、サービス業が10社、製造業が8社、総合(注1)が2社となった。

100位内にランクインした企業のほとんどは珠江デルタ(注2)に所在するが、広東省東西北部(注3)の企業では、66位に掲陽市の康美薬業(医薬品)、68位に韶関市の広東韶鋼松山(鉄鋼など)、71位に汕頭市の宜華企業(集団)(不動産・ヘルスケアなど)が入っている。

なお、日系企業としては94位に日立電梯(中国)(昇降機)がランクインしている。

表 2018年広東企業500強の上位20社

(注1)帰属不明な収入などのため、分類が不能なもの。

(注2)広東省内の21市のうち、広州市、深セン市、東莞市、珠海市、仏山市、中山市、肇慶市、恵州市、江門市の9市を指す。

(注3)珠江デルタ以外の12市(清遠市、韶関市、河源市、潮州市、梅州市、汕頭市、掲揚市、汕尾市、雲浮市、陽江市、茂名市、湛江市)を指す。広東省内では比較的、経済発展が遅れている地域。

(河野円洋)

(中国)

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