第2四半期GDP成長率は前期比0.7%、前年同期比で2.9%
(韓国)
ソウル発
2018年08月02日
韓国銀行(中央銀行)は7月26日、「2018年第2四半期のGDP(速報)」を発表した。それによると、第2四半期の実質GDP成長率(速報値)は前期比0.7%、前年同期比2.9%だった(表1、2参照)。
韓国銀行が発表した2018年第2四半期の実質GDP(前期比)を支出項目別にみると、次のとおり。
- 民間消費:非耐久財、サービスを中心に0.3%増。
- 政府消費:物件費の支出が増加し、0.3%増。
- 建設投資:住居用建物建設と土木建設が減少し、1.3%減。
- 設備投資:機械類、輸送機械が減少し、6.6%減。
- 輸出:半導体、石炭・石油製品などを中心に0.8%増。
- 輸入:機械類、輸送機械などが減少し、2.6%減。
経済活動別(業種別)では、農林漁業は農産物の生産減少を受け2.5%減、製造業は石炭・石油製品、精密機器などを中心に0.7%増、電気・ガス・水道事業は電気、ガスの販売が増加し9.7%増、建設業は住居用建築、土木が減少し2.3%減、サービス業は卸売・小売業、飲食・宿泊業、保健・社会福祉サービス業が増加し0.6%増だった。
韓国銀行のパク・ヤンス経済統計局長は同日行われた記者会見で、韓国政府が7月18日に発表した2018年の実質GDP成長率展望値(2.9%)について、「残りの2四半期の実質GDP成長率が0.82~0.94%であれば、2.9%成長は可能」と説明した(2018年7月23日記事参照)。
〔諸一(ジェ・イル)〕
(韓国)
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