グジャラート州、スタートアップサミットを10月に開催

(インド)

アーメダバード発

2018年08月09日

グジャラート(GJ)州政府は、2019年1月18~20日に開催予定の外国投資誘致イベント「バイブラント・グジャラート・グローバル貿易投資サミット2019」(2018年5月23日記事参照)に先駆けて、10月11~13日に2回目となる「バイブラント・グジャラート・スタートアップ&テクノロジー2018」を開催する。

同イベントは、GJ州の工業開発局(iNDEXTb)、産業開発公社(GIDC)、エレクトロニクス産業協会(GESIA)が運営主体となり、投資誘致機関インベスト・インディア、インド商工会議所連合会(FICCI)、全国ソフトウエア・サービス企業協会(NASSCOM)などが協力する予定だ。GJ州のM.K.ダス上級次官兼工業次官は「スタートアップ企業とステークホルダーを結び付け、事業拡大に向けて協議する貴重な機会となる」と述べた(「タイムズ・オブ・インディア」紙7月19日)。

スタートアップコンペを実施、優勝賞金は最大30万ルピー

同イベントの専用サイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、スタートアップ企業のためのコンペ「バイブラント・グジャラート・グランドチャレンジ」が開催される予定だ。同コンペでは「アグリテック」「フィンテック」「スマート・シェアモビリティー」「マニュファクチャリング4.0」など8つのテーマの中から、ビジネス立ち上げや拡大など3つのステージに応じたアイデアが競われる。3カ月以上収益を上げている企業の事業拡大度合いを競う「スケールアップ」ステージでは、優勝企業に賞金として30万ルピー(約48万円、1ルピー=約1.6円)が贈られるという。

インドでは、モディ首相が「スタートアップ・インディア」政策を立ち上げ、スタートアップの発掘・育成や起業家精神文化の発展に力を入れている。同イベントのテーマである「その先を体験する(experience the Next)」を求めて、起業家やインキュベーターなど多くの関係者が集まりそうだ。

(丸崎健仁)

(インド)

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