ビタパークSEZ、第2フェーズの開発開始

(ラオス)

ビエンチャン発

2018年08月30日

首都ビエンチャン郊外の経済特区(SEZ)であるビタパーク(VITA PARK)で8月、第2フェーズ(142ヘクタール)の開発が開始された。第1フェーズ(110ヘクタール)の販売は8割完了している。

ビタパークはラオスにある12のSEZの1つで、台湾のナムウェー開発が90%、ラオス商工省が10%の出資比率で開発を進めている。現在、22工場が操業しており、うち日系企業工場は6工場が操業中、3工場が準備段階だ。インフラ整備も進めており110MW(メガワット)変電所が整備済み、給水能力についても1日3,000立方メートルから2018年中に2万立方メートルに拡張するとしている。今後は工場管理者向けの寮の整備なども進められる。

また、人材育成にも注力している。4年制の職業訓練学校VITA Vocational Collageが近く開校する予定だ。ビタパークで働く高校卒業レベルの従業員向けにITや英語、中国語、機械修理などのコースがあるという。将来的には台湾や日本の職業訓練学校への留学も計画しており、ここで学んだ知識を生かし企業の将来を担う人材となってもらうのが狙いだ。初年度は90人程度でスタートするとしている。

(山田健一郎)

(ラオス)

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