広州市、IT・AI・バイオのイノベーションパークを10カ所設立

(中国)

広州発

2018年07月13日

広州市政府は7月3日、「広州市バリューイノベーション園区3年行動計画方案(2018~2020年)」(穂府弁函〔2018〕105号)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを発表した(添付資料参照)。2020年までに広州市内に「価値創新園(バリューイノベーションパーク)」を10カ所設立する。

3月に発表された、次世代IT、人工知能(AI)、バイオ医薬産業の発展を目指す「広州市IAB産業発展加速のための5年行動計画(2018~2022年)」(穂府〔2018〕9号)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますの実施に向け、「産業トップ企業+主導的産業チェーン+産業イノベーションセンター+産業資金+産業サービスプラットフォーム+産業コミュニティー」の「六位一体」による発展を目指すもの。広州市の産業転換・レベルアップを推進し、珠江デルタおよび広東・香港・マカオグレートベイエリアの産業発展を後押しする。

企業による開発・運営や軍民融合も

各パークにはインターネット+、新型ディスプレー、ソフトウエア、バイオ医薬・ヘルスケアなど、中心となる産業と重点分野が定められている。

企業が中心となって開発を進めるパークもある。新型ディスプレーを中心産業とする「増城新型ディスプレーバリューイノベーションパーク」は鴻海精密のディスプレー生産企業である超視堺国際科技(広州)が、インターネット+を中心産業とする「番禺スマートシティーバリューイノベーションパーク」はシスコシステムズ(米国)が開発・運営を担う。

また、「花都軍民融合バリューイノベーションパーク」では、スマート製造や通信ネットワークを中心とする産業で、軍民融合による発展を目指す。

(河野円洋)

(中国)

ビジネス短信 cf14402ffd173e6b