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上半期の新車販売は前年同期比1.9%増と好調

(米国)

ニューヨーク発

2018年07月11日

2018年第2四半期の米国の新車販売台数は前年同期比1.8%増の450万220台で、上半期では1.9%増の861万770台となった(表参照)。四半期、上半期ともに、伸びが前年(それぞれ2.7%減、2.1%減)を上回った。なお、6月の年率換算台数は1,747万台となり、前年の販売実績の1,723万台を上回った。

小型トラックの販売シェアが過去最高に

部門別の動向を上半期でみると、乗用車(小型、中型、大型、高級車)が前年同期比11.5%減となった。一方、小型トラック〔ミニバン・フルサイズバン、ピックアップトラック、スポーツ用多目的車(SUV、クロスオーバーSUVを含む)〕が10.1%増となり、全体を押し上げた。その結果、小型トラックが販売台数に占める割合は過去最高の66.9%となった。

主要メーカー別にみると、ゼネラルモーターズ(GM)、フィアットクライスラー・オートモービルズ(FCA)、トヨタ、スバル、フォルクスワーゲン(VW)が増加し、日産、フォード、現代、ホンダ、起亜が減少した(表参照)。GMはピックアップトラック「シルベラード」やクロスオーバーSUV(CUV)「エクイノックス」、FCAはジープブランドのSUV「ラングラー」やCUV「チェロキー」、トヨタはピックアップトラック「タコマ」やCUV「CH-R」、スバルはCUV「クロストレック」、VWはCUV「ティグアン」などが伸びを牽引した。

表 第2四半期および上半期の新車販売台数の内訳(季節調整前)

市場は既に飽和との見方も

GMチーフエコノミストのエレイン・バックバーグ氏は「税制改革や労働市場の改善で家計収支が改善していることが好調な販売の背景にある」とコメントしている。一方で、自動車情報サイトのエドマンズ・ドット・コムのジェレミー・エイスベード産業アナリストは「市場は既に飽和している。車両価格や金利の上昇など、今後市場が縮小していく条件はそろっている」と述べ、年後半にかけての市場の動きに厳しい見方を示した(「オートウィーク」7月5日)。同社は6月末時点で、2018年の販売台数を1,680万台と予測している。

(注)GMが4月分から月ごとの販売台数の公表を取りやめたことから、各社の販売台数を取りまとめていたモーターインテリジェンスは、月次では販売台数の発表を見合わせ、年率換算台数のみを公表することとした。これに伴い、今後ジェトロのビジネス短信では、年率換算台数とGMを除く主要メーカーの販売台数を月次で報告する予定。一方で、第2四半期から、四半期ごとの販売台数が公表されることが確認されたため、3、6、9、12月分に関しては、四半期または半期の販売台数を報告する。

(大原典子)

(米国)

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