テキサス州、「ハイパーループ」を環境影響評価の意向
(米国)
ヒューストン発
2018年07月18日
テキサス州のダラス・フォートワース地域交通審議会(RTC)は7月11日、ダラス、アーリントン、フォートワースをつなぐ高速鉄道計画の1つとして、ハイパーループを環境影響調査において評価する意向を発表した。また同審議会は、ダラス近郊のフォートワースからメキシコ国境付近のラレドへの長距離高速鉄道としても、ハイパーループを用いたコンセプトについてフィジビリティー・スタディー(F/S)を実施する予定だ。
ハイパーループは、カリフォルニア州ロサンゼルスに拠点を置くバージン・ハイパーループ・ワン(注)が開発を進める高速輸送システムで、低圧にしたチューブの中で空気抵抗を最小限に抑えながら磁気浮上技術を用いた車両を走行させる。これまでの高速記録は時速387キロという。
(注)2017年10月、英国バージングループのリチャード・ブランソン氏がハイパーループ・ワンの経営に参加し、バージン・ハイパーループ・ワンとなった。
(中川直人)
(米国)
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