現代自動車、第1四半期の業績は減収減益

(韓国)

ソウル発

2018年05月10日

現代自動車は4月26日、2018年第1四半期(1~3月)の業績(連結ベース)を発表した。それによると、売上高は前年同期比4.0%減の22兆4,370億ウォン(約2兆2,437億円、1ウォン=約0.1円)、営業利益は45.5%減の6,810億ウォン、当期純利益は48.0%減の7,320億ウォンとなった(表1参照)。

同社は2018年第1四半期の業績について、ウォン高ドル安が続く中、ストライキが発生するなど前年同期と比べ収益性が落ち込んだと説明した。

表1 現代自動車の業績

世界の販売台数は、前年同期比3.3%減の104万台となった。国・地域別でみると、中国が14.9%減の17万5,000台、米国が11.8%減の14万9,000台と不振だった。なお、韓国国内は、4.5%増の16万9,000台だった(表2参照)。

表2 現代自動車の国・地域別の販売台数

同社は2018年について、「世界の自動車市場は伸び悩む見込み」とした上で、「スポーツ用多目的車(SUV)を中心にラインアップを強化し、新車投入を拡大する計画」だと説明した。また、「研究開発力を強化し、エコカー、自動運転車、コネクテッドカー(注)など次世代自動車技術をリードできるようにしていく」と明かした。

(注)情報通信技術(ICT)の機能を備え、ネットワークに常時接続できる車。

〔諸一(ジェ・イル)〕

(韓国)

ビジネス短信 dddf37b871f82ca6