第1四半期の輸出入はともに2桁増

(韓国)

ソウル発

2018年05月02日

韓国貿易協会は4月20日、2018年第1四半期(1~3月)の輸出入統計を発表した。それによると、輸出は前年同期比10.1%増の1,454億4,000万ドル、輸入は13.5%増の1,321億9,600万ドルだった。貿易収支は前年同期に比べ減少したものの、132億4,400万ドルの黒字を記録した。輸出の増加は、世界経済の回復と半導体などIT景気の好調さによるものだ。

輸出を品目別(韓国独自コードのMTI3桁ベース)にみると、半導体、石油製品、合成樹脂、鉄鋼版、コンピュータが2桁の増加となった(表1参照)。

輸出を地域別でみると、アジア、欧州、中南米が増加し、北米、中東、大洋州、アフリカは減少した(表2参照)。

表1 韓国の主要品目別輸出
表2 韓国の主要国・地域別輸出

他方、輸入を品目別でみると、原油が前年同期比21.1%増、天然ガスが34.4%増、石炭が4.5%増となるなど、原材料の輸入の好調さが目立った(表3参照)。また、半導体生産増加に伴い、半導体製造装置の輸入が70.8%増となった。

なお、主要国・地域別の輸入は、アフリカを除き、増加した(表4参照)。

表3 韓国の主要品目別輸入
表4 韓国の主要国・地域別輸入

〔諸一(ジェ・イル)〕

(韓国)

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