内閣改造で経済閣僚が交代

(エチオピア)

アディスアベバ発

2018年04月23日

アビィ・アハメド首相が4月19日、内閣改造と省庁再編を行った。副首相や外相は留任した一方、経済閣僚は、貿易相、工業相が交代した。

内閣改造では、新任10人、横滑り6人となった。主要閣僚では、デメケ・メコネン副首相、ウォックナー・ゲベイョウ外相、アブラハム・テケステ財務・経済協力相、ケベデ・チャネ連邦制・遊牧地区開発相が留任した。防衛相だったシラジ・フェゲッサ氏(南部諸民族州)が運輸相に、鉱業相だったモトゥマ・メカッサ氏(オロミア州)が防衛相に横滑りで就任した。

経済閣僚では、新たにメラク・アレベル貿易相(前職はアムハラ州投資委員会委員長)、アンバチュ・メコネン工業相(前職は都市開発・住宅相)、ウバ・モハンメド通信・情報技術相(前職は青年・女性省国務相)が就任した。デブラツィオン前通信・技術相は、連合与党エチオピア人民革命民主戦線(EPRDF)きっての古参の実力者だったが、今回の改造ではどのポストにも任命されていない。

内閣改造に併せて、畜産・漁業省と農業・天然資源省は統合され、農業・畜産省が誕生した。

(関隆夫)

(エチオピア)

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