GDP成長率は1.7%、安定成長続く-2018年の経済見通し-

(フランス)

パリ発

2018年01月10日

フランス国立統計経済研究所(INSEE)は12月19日、2018年の実質GDP成長率を1.7%とする予測を発表した。内需は民間最終消費支出が堅調に推移するほか、生産能力増強に向けた民間設備投資の拡大が続く見込み。世界的な景気の持ち直しを受け、輸出が航空機、農産品、観光産業を軸に前年から加速し、輸入の伸び率を上回ることで純輸出のGDP成長への寄与度は6年ぶりにマイナスから脱すると予測。ただし、不透明感高まるドイツ、イタリアの政局や英国のEU離脱に関わる交渉の行方など、欧州における政治不安が強まれば、安定成長の腰折れ要因になり得る。

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