内閣を改造、フリーランド貿易相を外相に起用-対米・対中関係強化を狙う-

(カナダ)

トロント発

2017年01月13日

 ジャスティン・トルドー首相は1月10日、内閣を改造した。EUとの経済連携協定(CETA)の最終交渉をまとめたクリスティア・フリーランド国際貿易相を外相に起用し、北米自由貿易協定(NAFTA)の協議を含めた対米外交を任せる。国際貿易相の後任には、2015年の連邦総選挙で初当選した自由党議員のフランソワ=フィリップ・シャンパーニュ財務政務次官を登用した。また、ジョン・マッカラム移民・難民・市民権相を駐中国大使に任命した。外交経験の少ない政治家の起用は異例だ。外交面で連邦政府が重視する対米、対中関係の強化を狙った改造といえそうだ。

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