ブレグジットの影、EU・ユーロ圏とも下方修正-2017年の経済見通し-

(EU、ユーロ圏)

ブリュッセル発

2017年01月04日

 欧州中央銀行(ECB)のピーター・プラート専務理事は2016年12月12日、国債買い入れを2017年末まで続ける方針を示し、利上げ方向への政策転換には慎重な姿勢を明らかにした。欧州委員会の秋季経済予測でも、2017年のEUの実質GDP成長率は1.6%、ユーロ圏は1.5%に下方修正された。英国のEU離脱(ブレグジット)などの「リスク」を抱える欧州経済にとって、金融政策の転換は簡単ではないとの判断が背景にあるようだ。

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