運転期間限定の「脱原発」の加速案、国民投票で否決

(スイス)

ジュネーブ発

2016年12月05日

 国内にある原子力発電所の運転期間を45年に限定することの是非を問うスイスの国民投票が11月27日に実施され、反対が54.2%(投票率45%)を占めた。「脱原発」の加速が否決されたかたちだ。福島第1原発事故後、連邦政府は、既存の原発は安全と判断される限り運転するが、新設はしないという「脱原発」の方針を決定したが、長期間の運転に野党・緑の党が反発し、国民投票に持ち込まれていた。

ビジネス短信 24eb5513365b4166

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