米国とのTTIPの年内妥結は「非現実的」と認識-非公式EU通商担当相会合-

(EU、米国、カナダ、スロバキア)

ブリュッセル発

2016年09月26日

 EUの通商担当相が9月23日、スロバキアの首都ブラチスラバに集まり、非公式会合を開催した。EUが進めている対カナダの包括的経済・貿易協定(CETA)、対米国の包括的貿易投資協定(TTIP)について協議し、欧州での反グローバリズム運動が高まる中、CETAについてはEUとして10月27日に調印する方針を固めた。他方、TTIPについては、11月に米国大統領選挙を控えていることもあって、「スピードより質を重視すべきだ」との認識で、交渉長期化が避けられないとの見通しが示された。

ビジネス短信 fda23f5ecf20173f

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