政府は結果にかかわらず対話の姿勢を強調-2016年米国大統領選挙の見方-
(メキシコ、米国)
メキシコ発
2016年08月17日
米国大統領選挙の共和党トランプ候補による過激な政策の影響が直撃する可能性のあるメキシコでは、メディアの同氏に対する批判は強い。しかし、政府は比較的落ち着いたトーンで、どちらの候補になってもじっくりと対話を進め理解を求めていくという姿勢を打ち出している。民主党クリントン候補については、不法移民の合法化の支持など移民政策で最も恩恵を受けるメキシコにとって親和性が高く望ましいのは確かだが、同候補も通商政策については環太平洋パートナーシップ(TPP)への反対を表明している。それでもメキシコ側は、大統領選に勝利すれば方針が変わるとの見方だ。
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