上半期の経常赤字が大幅に縮小-通貨安や輸入減で国際収支は改善-

(ブラジル)

サンパウロ発

2016年08月23日

 通貨レアル安と経済活動の停滞などが要因となって、ブラジルの国際収支の指標が改善している。上半期(1~6月)の経常赤字は84億4,400万ドルと前年同期に比べて大幅に縮小した。その主因は貿易黒字の拡大で、輸入額の減少により、通関ベースで1989年以来の高い黒字額を記録した。直接投資受け入れ額も前年同期比9.3%増となった。

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