2016年のGDP成長率予測を2.9%に上方修正-首相選出は8月末ごろにずれ込む見通し-

(スペイン)

マドリード発

2016年08月15日

 スペイン政府は7月29日に発表した経済見通しで、2016年の成長率を2.9%に上方修正する一方、2017年については英国のEU離脱〔ブレグジット(Brexit)〕の影響を考慮して2.3%に下方修正した。雇用の急速な改善と個人消費の好調で経済は安定しているが、EUから実効的な財政再建の取り組みが強く求められる中、新政権樹立への圧力が高まっている。2017年予算法案の手続きに入るには、遅くとも9月初旬に新政権を発足させる必要がある。

ビジネス短信 14fadaf2ec1ec1fc

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