包括的自動車産業振興戦略に新たな動き-大手財閥アヤラが自動車分野投資に意欲-

(フィリピン)

マニラ発

2016年05月27日

 フィリピン政府が2015年5月に打ち出した「包括的自動車産業振興戦略(CARS)」は、フィリピンで新規に生産される四輪自動車3モデルを対象に、政府が2016年1月から申請を受け付けている。承認されれば、今後6年間に総額270億ペソ(約621億円、1ペソ=約2.3円)を支援される政策だ。1モデル当たり最大90億ペソが与えられる。申請枠は3つあり、トヨタ・モーター・フィリピン(TMP)と三菱モーターズ・フィリピンズ(MMPC)の2社が参加申請を表明している(2016年3月時点)。残る1枠が埋まらない中、フィリピン大手財閥のアヤラ・コーポレーションが自動車分野への新たな投資に意欲を示した。

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