欧州議会、食肉と乳製品の原産地表示義務化を採択-法的拘束力はなし、産業団体は反発-

(EU)

ブリュッセル発

2016年05月27日

 欧州議会は5月12日、EU域内に流通する食肉と乳製品について原産地表示の義務化を求める決議を採択した。「食のサプライチェーン」の透明性を高め、消費者の信頼を得る狙いがある。今回の決議に法的拘束力はないが、食品・飲料の産業団体はコスト負担が無視できないほか、調達先選定の柔軟性が奪われるなどと反発している。

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