変革を求められるメルコスールと太平洋同盟

(南米、ブラジル、アルゼンチン、ベネズエラ)

サンパウロ発、米州課

2016年04月08日

 南米南部共同市場(メルコスール)発足で合意した1991年3月26日のアスンシオン条約署名から25年。近年はブラジル、アルゼンチンの保護主義色の強い通商政策もあり、貿易の自由化を進めるという役割を失ったという見方が識者から出されている。2016年5月から貿易・投資・サービス分野の取り組みをまとめた追加議定書が発効する太平洋同盟は、コロンビア以外は環太平洋パートナーシップ(TPP)の署名国でもあり、TPPが発効すればどのような影響を受けるのかについて議論が始まった。

ビジネス短信 03218523234606ba

記事本文は、会員の方のみご覧いただけます。