続くマイナス成長、財政再建がカギ-2016年の経済見通し-

(ブラジル)

サンパウロ発

2016年01月06日

 2015年のGDP成長率はマイナス3.62%に落ち込み、2016年もマイナス2.67%が見込まれる。2016年は資源価格の回復遅れなどによる資源輸出の不振が続くとみられるが、通貨レアル安を背景とした貿易収支の改善とインフレ率の低下が予想されている。政治の安定と財政再建への取り組みに本格的に着手できるかどうかが、中長期の景気回復のカギを握りそうだ。

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