公共交通機関の利用者数が2014年は過去最多に-通勤手段としての利用が主流-

(米国)

ニューヨーク事務所

2015年12月22日

 車社会の米国で公共交通機関の需要が高まっている。公共交通機関の利用者数は、2014年に過去58年間で最多の108億人を記録した。原油価格の下落で車利用に戻る人が増えたと見込まれる中でも、2015年も引き続き高い水準を維持している。通勤手段としても、2013年の利用割合は2006年比0.4ポイント増の5.2%まで伸びた。特に鉄道利用者が増加し、アムトラックの年間利用者数は5年連続で3,000万人を突破したほか、ニューヨーク市の地下鉄も利用者が増え続けている。

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