資源部門から観光や農業などに多様化-2014年の中国企業の対外直接投資動向-

(オーストラリア、中国)

シドニー事務所

2015年12月15日

 中国からオーストラリアへの直接投資残高は2006年に5億5,000万オーストラリア・ドル(約495億円、豪ドル、1豪ドル=約90円)だったが、2014年には299億7,000万豪ドルまで増加し、全体に占める割合も2006年の0.1%から4.4%に拡大している。近年の資源ブームの終息を背景に中国からの投資は資源部門から不動産、レジャー・観光、技術サービス、食品・農業ビジネスへと多様化しており、専門家はこれら投資の多様化はオーストラリアにとってメリットとなり、今後10年間で900億米ドルの投資がもたらされるだろうとの見方を示している。オーストラリアの前編。

ビジネス短信 5347ff726438dae8

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