第3四半期の実質GDP成長率は前期比0.3%と持ち直す-パリ同時多発テロの今後の影響は限定的との見方-
(フランス)
パリ事務所
2015年11月20日
フランス国立統計経済研究所(INSEE)の発表(11月13日)によると、2015年第3四半期(7~9月)の実質GDP成長率は前期比0.3%と、前期の0.0%からプラスの伸びを取り戻した。景気を牽引する個人消費が0.3%増えたほか、民間設備投資が0.7%増となった。11月13日に起きたパリ同時多発テロの今後のマクロ経済への影響については、今のところ限定的との見方が強い。風刺週刊紙「シャルリー・エブド」襲撃事件があった2015年第1四半期(1~3月)の実質GDP成長率は前期比0.7%で、襲撃事件により懸念された個人消費の急減は起こらなかった。
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