域外の貿易障壁を指摘し、紙・パルプ産業の保護を要求－欧州製紙連合会が欧州委に書簡－

　欧州製紙連合会（CEPI）は、欧州委員会のセシリア・マルムストロム委員（通商担当）に宛てた8月31日付の書簡で、EU域外に欧州の紙・パルプ産業に対する「敵対的な貿易障壁」が存在するとし、EU産業の保護を求めた。この中でCEPIは中国、トルコ、モロッコ、ヨルダンのほか、米国でもEUの紙・パルプ輸出は脅威にさらされていると指摘している。EU・米国間の包括的貿易投資協定（TTIP）交渉が進む中、EUの対応が注目される。