SEC、経営トップと従業員の賃金格差を開示へ
(米国)
ニューヨーク事務所
2015年09月01日
米証券取引委員会(SEC)は、企業の最高経営責任者(CEO)の報酬と従業員賃金の中央値の格差を開示させる制度を導入する。格差開示は、5年前に導入が決定されたが、コスト負担増を懸念する産業界からの反発を受け、規則制定が遅れていた。同制度は、報酬の妥当性などを投資家が判断できるようにするのが狙い。CEOと従業員の所得格差は、1965年に20倍だったのが、2013年には約300倍まで拡大したとされる。
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